帳場の山下さん、映画観てたら首が曲がっちゃいました

帳場の山下さん、映画観てたら首が曲がっちゃいました

最新追加情報

猫


8/23 「誘惑は嵐の夜に」
8/21 「懲役三兄弟」
8/18 「海辺の恋人」
8/11 「桃色サークルは乱れまくり」
8/9 「親不孝通り」


最新感想文

2025/8/6 日本映画専門チャンネルにて鑑賞

「誘惑は嵐の夜に」(2016年/99分/日本/カラー)

あれっ、なんかデジャヴ……同じいまおか作品で、めっちゃ「転校生」やん!!とつい去年思ったばかり、またしても階段落ちの入れ替わり!!
あの作品から8年前既に、「転校生」オマージュやっていたとは。そして去年、有名どころのキャストを招集し、より一般商業映画に近い作品スタイルで作ったということなのか。どんだけ「転校生」やりたいのよ、もう嬉しくなっちゃう。
でも本作は、去年の作品やご本家のように、男と女の身体の入れ替わりじゃない。母と娘、女と女である。自分の性じゃない身体で……

続きを読む

2025/8/4 日本映画専門チャンネルにて鑑賞

「懲役三兄弟」 (1969年/95分/日本 カラー)

久々の任侠もの。いやー、やっぱり男子二人の道行きは腐女子の妄想を掻き立てまくる。ぜぇったいに腐女子大好きな世界なのに、いまだに共有できる人に出会えない、なぜだ。昔映画、それも任侠映画と腐女子はなかなか交わらないのかなぁ、もったいない。
ヤクザ世界は組だの弟分だの義兄弟だの、頭の悪い私にとってその構造を書き表すのはひと苦労なのだが、まぁそれは気にしない気にしない。
今回腐女子的に嬉しいのは、心ときめくカップル(ではないが)が二組いること。これはちょっとお初ですよ。大体メインの一組ですよ……

続きを読む  

2025/8/2 日本映画専門チャンネルにて鑑賞

「海辺の恋人」 (2023年/89分/日本/カラー)

監督自身の若い頃を投影した、だなんて後から知って、ちょっとドキドキとする。まさか大道芸人を目指していた訳ではなかろう、映画の道を追っていた夢と恋愛のはざま、というところなんだろうか。かたや夢も才能も持っている恋人、ということは、ひょっとして相手は女優さん、もしかしてあの……などといらん妄想をしてしまう。
でもこの、30歳を境目にした若き日の葛藤は、夢や恋愛でなくっても、多かれ少なかれ誰もが抱えていることで……。10年ごとの節目に人は色々と考えるものだけれど、その最初の節目が30歳であったと思う……



続きを読む  

2025/7/30 チャンネルNECOにて鑑賞

「桃色サークルは乱れまくり」(2021年/80分/日本/カラー)

大学のサークル内、男女5人プラス1で展開される物語。大学、大学生、という世界ながら、キャンパスも出てこなければ、他学生も、劇中で語られる学園祭への出店が描かれる訳でもない。
サークル活動をする殺風景な一室と、彼や彼女の暮らすアパートの部屋が語らいの場面として登場するぐらいという、ピンクらしい非常にミニマムな世界観で、改めて、それでちゃんと映画として成立するんだよなぁ、などと思う。この周囲にはどういう世界が広がっているかという想像力を、彼らの関係性や設定で観客に任せてくれる……

続きを読む

2025/7/28 日本映画専門チャンネルにて鑑賞

「親不孝通り」(1958/80分/日本/モノクロ)

本作を例えば10年前に鑑賞していたらかなり感想、印象が違ったように思う。この数年でようやく、という感じで、女性、それもパートナーとなる男性に比しての立場や意識が劇的に対等になった印象があるから。
もちろん、時代によって全然それは違ってるのは当然で、本作の作られた昭和33年の時代背景を鑑みて作品に対峙すべきではあるんだけれど。
本作の中の女子学生たち、当時としては数少ない女子で大学生、という彼女たちが、今年も女子の求人はゼロ、生きていくためには結婚するしかない…………

続きを読む