帳場の山下さん、映画観てたら首が曲がっちゃいました

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5/27 「不死身ラヴァーズ」
5/25 「水深ゼロメートルから」
5/24 「悪は存在しない」
5/21 「辰巳」
5/16 「あまろっく」


最新感想文

2024/5/15 シネ・リーブル池袋にて鑑賞

「不死身ラヴァーズ」(2024年/103分/日本/カラー)

やばい、うっかりタダ読みの原作第一話を読んでしまった。なんと男女が逆転していたのだということをここで知ってしまい、その画の力に持ってかれて、こりゃー読むべきではなかった、そもそもいつも映画と原作は別物だと心に戒めていたのにと自分の頭をガンガン殴りたくなったが、それだけの理由というか、自信というか、あるということなのであった。
実に10年前から原作者に熱いコンタクトをとっていたという松居監督、だからこそ男女逆転も当然、原作者先生は了解した上であり、もともと性差ということを考えて描いていなかった、というお言葉に胸を打たれた……

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2024/5/12 新宿シネマカリテにて鑑賞

「水深ゼロメートルから」(2024年/87分/日本/カラー)

才能というものは、若い頃からしっかりと発露しているものなんだ。大学生を経て今、劇作家への道を目指しているという、当時高校生で舞台版の脚本を書き上げた、そして本作の脚本も担った中田夢花氏の今後が楽しみでならない。
「アルプススタンドのはしの方」、そして本作と、立て続けに高校演劇の世界から商業映画化作品が産まれ、その舞台は確かに、高校演劇という、舞台芸術の中でもよりミニマムを求められる(コストは勿論、同じ年代で役柄を演じ分けなければならないことも含め)中で、アルプスといい本作と言い、実になるほどな設定で唸らせるのだ……

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2024/5/7 日本映画専門チャンネルにて鑑賞

「悪は存在しない」 (2023年/106分/日本 カラー)

何これ、こんな映画観たことない!……やっぱり天才はクリエイティブ回線が無限に網の目のように広がっているのか。製作きっかけが面白く、音楽担当の石橋英子氏の持ち込み、そしてライブ用映像の製作と込みでの本作製作、何それ、そのライブ用映像も気になるじゃないの!
だって本作は、まぁ確かに山深い美しい村のビジュアルが魅力的ではあるけれど、中盤まではまるでフェイクドキュメンタリーかと思うような、都会と山村の人間バトルだったりするから、全然想像つかないんだもの、ライブの映像との相互関係が。
それはおいておくとしても……このタイトルの意味、最後の最後でひっくり返ってしまって、もう驚きで……

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2024/5/5 シネマート新宿にて鑑賞

「辰巳」 (2018年/70分/日本/カラー)

なんと。あの「ケンとカズ」から8年も経っての新作。かの作品の主演二人がそれ以来、すっかり売れっ子になったことからも判る、明らかな才能と確かなファンを得たに違いないのに、それでもやっぱり映画を撮るってこんなに難しいものなのか。
もちろん、寡作スタイルなのかもしれないけれど、もったいなさすぎる。あるいは本作にそれだけ力を注いだということなのか。
ガラケーであるということが、その時代、という意味ではないような気がした。年代が判るような描写はないんだけれども、でも、どこからも救いようがない、浮き上がって息をすることも出来ない……



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2024/4/19 丸の内TOEI①にて鑑賞

「あまろっく」(2024年/119分/日本/カラー)

映画を観た翌日、佐川満男氏の訃報に接して、あれ?この人昨日の!あの鉄工所のベテランおっちゃん!!とビックリした。それでなくてもとっても素敵な映画だったと昨日は胸をあたたかくしていたので……。
先行上映の初日の日の逝去、そして全国公開の翌日にその訃報が伝えられるとは。そして本人も、一度は高齢だからと謙虚に断ったのを、この仕事を最後と思ってやると言って、この好演が本当に遺作になるなんて、なんということだろう。
なんて、湿っぽくなりたくない。笑って泣いての人情喜劇。そんな言葉を久々に使いたくなる……

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