帳場の山下さん、映画観てたら首が曲がっちゃいました
最新追加情報
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12/7 「映画(窒息)」
11/30 「コーポ・ア・コーポ」
11/27 「かぞく」
11/25 「さよなら ほやマン」
11/23 「春画先生」
最新感想文
2023/11/19 新宿K's cinemaにて鑑賞
「映画(窒息)」(2021年/108分/日本/カラー)
予告編で、和田光沙氏の新作!というんで心に留めてあって足を運んだ。いつも情報は確かに入れない、入れないけれども……全編台詞なしモノクロームというだけでもなかなかの力技作品。いや、予告編の段階からこれはどっちに転ぶか判らんが凄そうと思ってはいたが……。
どっちに転ぶか、というのは、設定、というか、コスチューム、というか。つまり原始時代のような生活をしている女は片方の肩が出ている皮革をつぎはぎしたような上衣に短パン……
2023/11/18 TOHOシネマズ日比谷にて鑑賞
「コーポ・ア・コーポ」(2023年/97分/日本/カラー)
いかにも昭和チックな「コーポ」に暮らす、ワケアリ老若男女の悲喜こもごも。それぞれのキャスト名を関してエピソードを語っていくからちょっとオムニバスな雰囲気もあれど……もしオムニバスだったら私苦手なので身構えちゃったところだが。
それぞれの人物、エピソードがゆるやかにつながり、そして根底にはこのコーポに暮らす世界観こそが重要なので、それがちょっと幸福かもしれない大団円のようなラストにつながっていく。
皆、かつかつの生活をしている。管理人さんが家賃取り立てに来るで~と、ドアをカンカンと叩いて回る……
2023/11/15 ヒューマントラストシネマ渋谷にて鑑賞
「かぞく」 (2023年/83分/日本 カラー)
いやー、判らんくて。判ってる。私が悪い。勝手に思い込んでしまったのだ。登場人物はどこかで関りがあるとか、子供のあの子は成長した誰かなのかとか、思い込んでしまったから、あの人物は父親が行方不明で、でもこっちは母親が死んだと言ってるから違うのか、あれ?あれ?あれ?……と。
違うわ、全然違うわ。違う四組の物語なんだわ。つまりはもともとの原作コミックスが短編集なんだわ。あー、こーゆー時に情報を全然入れずに足を運んじゃう自分を呪いたくなるけれど、でもやっぱりフラットな状態で一本の作品に臨みたいもんなぁ……
2023/11/12 池袋シネマ・ロサにて鑑賞
「さよなら ほやマン」 (2023年/106分/日本/カラー)
この監督さん、初見かと思いきや、短編での劇場公開デビュー作、観てた!そうそう、その作品で「ん」を追加したんだもの。
まさか「ん」から始まる映画が出てくるとは思わなかったから、そしていまだに「ん」から始まる映画はその「んで、全部、海さ流した。」だけだから、強く印象に残っている。
その「んで、全部、海さ流した。」は、一見して震災をテーマにしたと思いきや、舞台は確かにそのとおりなのに、どこか頑なにそうじゃない、ここで生きている、それだけ、と主張しているように見えた。
でも本作は違った。がっつりと、震災を根底にしている。いや、主人公のアキラは……
2023/11/10 シネスイッチ銀座にて鑑賞
「春画先生」(2023年/114分/日本/カラー)
脚本はもちろんのこと原作も塩田監督自身だけれど、この企画がどこから持ち上がったものなのか、気になる!!
確かに春画のあのきわどい描写はあんなにも有名で周知のものなのに公然と描かれたことはなく、映画で描かれたのも言うように初、なんだろうなぁ。
ピンクならありそうだけど、山本晋也監督とか撮ってそう(知らんけど(爆))。
センセイが熱く語る春画の歴史……かつては男たちの間のみならず、女も、子供も、庶民も大名も、おおらかに楽しんでいた娯楽であり、北斎や歌麿といった巨匠たちもこぞって手掛けていた文化……