帳場の山下さん、映画観てたら首が曲がっちゃいました
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10/5 「白衣と人妻 したがる兄嫁」
10/3 「一週間 愛欲日記」
10/1 「いんらんアパート 毎晩いかせて!」
9/26 「多淫OL 朝まで抜かないで」
9/24 「愛人コレクション のけぞる女たち」
最新感想文
2024/8/30 日本映画専門チャンネルにて鑑賞
「白衣と人妻 したがる兄嫁」(1998年/55分/日本/カラー)
いやー、まさにタイトル通り、親切親切。でも、居酒屋でダブルワークしているユメカさんがナースである必要はないかもと思っていたが、最後の最後で、いや、めっちゃ重要だったのかもと思った。
バカ兄弟を食い散らかしたこのイイ女は、バカ兄が言うように男なら誰でもいいのではなく、欲求を健康的に消化しながら、捕まえる男はちゃんと別に考えてるのだ。
そして人妻である螢さんもまた、何にも気づいてないお気楽主婦なんかじゃなく、いざとなれば身一つでかろやかに飛び立てるのだ……
2024/9/8 日本映画専門チャンネル豊洲にて鑑賞
「一週間 愛欲日記」(2000年/63分/日本/カラー)
小林政広氏唯一のピンク監督作品と知って驚く。そうなんだ……脚本でメッチャお名前観ているから、当然、兼監督なさっているとばかり思っていた。だとしたらこの一本は、小林監督自身の映画への想いをめちゃくちゃ詰め込んだものに違いないと思っちゃう。
オープニングクレジット、葉月螢 川瀬陽太 in 「一週間 愛欲日記」と始まる、まさか本当に二人っきりとは思わなかった。そしてきっと、このスター役者inの感じは、名作映画へのオマージュがあるんだろうな……すみません、無知というか、何もかも忘れてしまうので、そんな映画がきっとあったような気がするし、知っていたような気もするんだけれど(爆)。
とにかく、このオープニングからしびれる。そしてこの二人なんだもの……
2024/9/14 日本映画専門チャンネルにて鑑賞
「いんらんアパート 毎晩いかせて!」 (2001年/54分/日本 カラー)
里見瑤子氏に可愛い幽霊役をやらせたいと思っちゃったところから企画が始まったんじゃないかと思えるぐらいの、いわば彼女ありきのアイドルドラマの魅力。でもその一方で、あれ、なんかこの物語のなりたち、つい最近観たような……。
そうだそうだ、牡丹灯籠を下敷きにした「熟母・娘 骨まで愛して」がまさにそう。あれは母親が代わりに青年に請うたのだけれど、本作は本人自らが、女の喜びを知らないまま死んでしまったのが心残りだと言ったのだった。
あ、そうか、牡丹灯籠はその彼女が実は死んでいるとは知らず、余命いくばくもないと聞かされての関係だったけれど……
2024/9/12 日本映画専門チャンネルにて鑑賞
「多淫OL 朝まで抜かないで」 (2000年/63分/日本/カラー)
これってどう決着をつけるのかなと思って見ていたら、決着はつかずに終わってしまったので少し、驚いてしまった。でも、それがリアルということなのかもしれない。男女の、あるいはそれ以外の関係性でも、決着がつくことなんて、実際はほとんどないのかもしれない。
その決着というのが、判りやすく結婚、ということでついたのも、このあたりが最後あたりの時代だった気もする。しかもそれは、女の側だけだということが、それだけは今も昔も変わらない気がして、心ざわめいてしまう……
2024/9/1 日本映画専門チャンネルにて鑑賞
「愛人コレクション のけぞる女たち」(1996年/55分/日本/カラー)
池島監督が男優さんとしてバンバン出ていたのは判ってるし、出演作品もいくつも拝見してはいるけれど、私が見るようになったのはやっぱり監督さんとしての池島監督なので……この頃の池島監督は、まだまだ男優の軸足が大きかったのかなぁ。
本作は主演と監督を兼ねるという大車輪で、巻末には数々の女優さんたちとの濡れ場を繰り広げた、そのメイキングがついているという豪華さ。こういうのを見ると、ああやっぱり映画屋さんって感じ!と思う。
だってまるで蒲田行進曲を思わせる軽快な音楽に合わせての楽し気なメイキングで、こういうのを見ると、ピンクの現場って本当に女優さんを大切にしてて……