帳場の山下さん、映画観てたら首が曲がっちゃいました

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最新追加情報

猫


11/17 「愚か者の身分」
11/15 「スノードロップ」
11/11 「見はらし世代」
11/6 「笑えない世界でも」
11/4 「おーい、応為」


最新感想文

2025/11/3 TOHOシネマズ錦糸町オリナスにて鑑賞

「愚か者の身分」 (2025年/130分/日本 カラー)

最初に情報に接した時に、若者たちの……と言っていたような気がして、でもメインビジュアルの三人のうち、綾野剛氏はもう若者っていうのとも違うような……と思った答えは、きちんと出されていた。やっぱり彼は、若者たち、には入っていなかったし、まだまだお若い北村匠海氏も、そうではなかったと思う。
北村氏主演と言いつつ実際は、この三人主演という趣の物語だけれど、ヤハリ最後の場面を任された、一人きりだけれど確実に未来に向かって歩んでいく、最も若い、確実に若者である林裕太氏演じるマモルがやはりそうなのだと。
メインビジュアルはしっかりお三人……

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2025/10/29 新宿武蔵野館にて鑑賞

「スノードロップ」 (2024年/98分/日本/カラー)

実際に起きた事件が元になっているということを知らなかったから、なぜ直子と父が生活保護の申請が通りそうだったのに心中を選んだのか、そもそも母親が要介護なのに介護サービスを申請していなかったのか、これって甘い設定、ツッコミどころ満載??と思いながら見ていたら、まさかのひっくり返りだった。
そしてそれこそがまさに、監督さん自身が疑問に思った部分だったからというのを知ると、やられた!と思うのであった。
その、まさかのひっくり返り……



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2025/10/27 Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下にて鑑賞

「見はらし世代」(2025年/115分/日本/カラー)

MIYASHITA PARKという実在固有の建造物がハッキリ主題になっているし、ランドスケープデザイナー(初めて聞く呼称だが、そのまんま直訳的意味でいいのだろうか)である父親が主人公であるのだし、えっ、これって、リアルにモデルになる人物がいるってこと??というのがずーっと気になってしまった。
そして、英文でちらりとクレジットされたから自信がないけれど、監督さん自身のお母さまをしのんで、みたいな記述、だったよね??だとしたらこの物語はマジに監督さんご自身の自伝的なもの??
オフィシャルサイトには長尺のインタビューがのっかっていたから……

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2025/10/24 池袋HUMAXシネマズにて鑑賞

「笑えない世界でも」(2025年/86分/日本/カラー)

日本映画でシスターフッドものっていうのは、意外とお目にかかっていなかった気がする。しかもかなり好みのお年頃の美少女二人。
いや、21歳と22歳、という設定だったから、ようやく大人に差しかかった、というところ、まだまだ子供である自分に怯えているお年頃。メチャ好み。まだ半熟でぷるぷると出来上がっていない、不安でうずくまっている女の子たち。
ふたりとも、天涯孤独。いかにもやさぐれた、乱暴な物言いの優花は……

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2025/10/19 TOHOシネマズ錦糸町楽天地にて鑑賞

「おーい、応為」(2025年/122分/日本/カラー)

アニメーションで、この葛飾北斎の娘を描いた映画作品があったっけ、話題になっていたのに観なかったんだよなぁ、と今更ながらちょっと後悔するものの、実際の絵画、というか、もちろんそれを描いているという描写としてだけど、模写ではあるけれど、アニメーションの中の絵じゃなくて、実際の絵として見られるリアリティが、凄く良かった。いや、実際、そのアニメーション作品を観ていないんだから、どんなふうに描かれていたのかも知らんでアレなんだけど。
でも、出演者お三方が語っていた、絵を描く練習のことを耳にするとやっぱり……

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