帳場の山下さん、映画観てたら首が曲がっちゃいました

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最新追加情報

猫


6/27 「国宝」
6/24 「永遠の待ち人」
6/22 「か「」く「」し「」ご「」と「」
6/20 「父と僕の終わらない歌」
6/15 「かくかくしかじか」


最新感想文

2025/6/12 TOHOシネマズ錦糸町オリナスにて鑑賞

「国宝」(2025年/175分/日本/カラー)

予告編に遭遇した時、えぇーっ、こんな大変な映画作ってるの、ヤバッ!と、誰もが思ったろう。製作情報とかは流れていたんだろうが、私のようなテキトー映画ファンは大体、予告編でその存在を知るんである。
いつものことながら原作の存在すら知らぬ愚か者ではあったが、あの短い予告編一発で、これはとんでもない作品を作ってやがる……と。
最後の回、レイトショーに飛び込んだのだけれど、終わって時計を見て驚いた。もう私の寝る時間(爆)。そんな長尺とは思わなくて……

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2025/6/8 池袋シネマ・ロサにて鑑賞

「永遠の待ち人」(2023/83分/日本/カラー)

ドストエフスキーの短編「白夜」を下敷きにしている、という紹介文に興味を惹かれた筈なのに、足を運んだ時にはそんなことはすっかり忘れていたのが良かったのか良くなかったのか。
つーかそもそも私、読んでないんだから関係ないし(爆)、ついつい気になってその短編のあらましをざっと確認してみるも、インスピレーションを受けたというぐらいの感じに思えて、当然本作は、映画としてのオリジナルなのであった。
でもなんかいろいろ、戸惑ったんだよなぁ。だから、「白夜」のあらましを知って鑑賞したら感じ方が違ったのかもしれない、とか思って……

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2025/6/1 TOHOシネマズ錦糸町オリナスにて鑑賞

「か「」く「」し「」ご「」と「」(2025年/115分/日本/カラー)

一見して10代の青春映画と判るこの作品を、普段は避けがちなのになぜ足が向いたんだろう。なんとなく、監督さんのお名前に見覚えがあった、というのはある。鑑賞後にデータを確認すると、あぁ、「カランコエの花」!いや、その後の作品も観ているのに、気づいてなかった。
「カランコエの花」は、凄く印象に残っていて、でも短尺の小さな作品だったし、その後この作品が息長く評価され続けていることも知らなかったもんだから……。
なんか、こんな風にしっかり評価されて、こんな風に商業映画を任されて、一見していわゆる青春映画のように見えながらとても繊細で……

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2025/5/29 新宿ピカデリーにて鑑賞

「父と僕の終わらない歌」 (2025年/93分/日本 カラー)

原作がイギリスだというので、日本人の文化の感覚に合うのかなぁ、と思ったら、歌を愛するオシャレでおちゃめなお父さんに寺尾聰を持ってくるっつーので、それはそれは!!ぴったりじゃないの!もー、寺尾聰大好き。立て続けに出演作が公開されて嬉しい限り。
でもなんか、イギリスというよりはアメリカンな雰囲気。舞台を横須賀に設定し、父、哲太と息子、雄太が派手な外車を飛ばす陽気な商店街や、海にまっすぐに浮かぶ道路といい、まるで日本じゃないみたい。
商店街がにぎやかで元気だなんて、昨今の日本映画ではさっぱり見なくなったもの……

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2025/5/26 TOHOシネマズ日比谷にて鑑賞

「かくかくしかじか」 (2025年/126分/日本/カラー)

いつものように原作は未読だし、映画となった作品と原作とは別物だということは常に頭においている、もちろん。なのになぜか物足りない気がして、原作読んでもないのにヘンなんだけど、なんだかそう感じてしまって、そしたら今の時代、試し読みなんてものがあるんだもの。良くない良くない、別物なんだからと思っているのに、そんな印象をもってしまったもんだから、手を出してしまった。
これがまた。試し読みなのにこんなボリュームで読ませてしまっていいの、しかも一巻だけじゃなく、全巻相当の尺で読むことが出来て、めちゃくちゃ読みふけってしまった……



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