帳場の山下さん、映画観てたら首が曲がっちゃいました
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12/16 「もういちどみつめる」
12/13 「ブルーボーイ事件」
12/11 「ストロベリームーン 余命半年の恋」
12/6 「港のひかり」
12/4 「爆弾」
最新感想文
2025/11/30 新宿K's cinemaにて鑑賞
「もういちどみつめる」 (2025年/113分/日本/カラー)
山深い森というロケーションと、じっくり丁寧に撮られた映像がとにかく最高で、その中に迷える大人と子供がそろそろと不器用に手を伸ばしている、そんな感じ。
判りやすく、生きづらさを抱える、と解説されているし、確かにそのとおりなんだけれど、この生きづらさ、という言葉は今一種の流行り言葉のようになってしまってて、本来の意味合いより薄まって広がっているような気もしているので、そういう言葉では片づけたくない気もする。
本作を製作したきっかけ……
2025/11/27 TOHOシネマズ日比谷にて鑑賞
「ブルーボーイ事件」(2025年/106分/日本/カラー)
このタイトルを検索すると、そのまんま同じ名前の事件がしっかり出てくる。知らなかった自分を恥じてしまう。
この裁判の結果、表向きは性別適合手術が違法だということはなくなったものの、結局その後30年の長きにわたり、日本での手術が事実上できなくなった、つまりはその手術をするための条件をつけにつけて圧力をかけるという、いかにも日本的な排他的結果によって。
それでもその裁判で彼女たちが証言し、闘ったことは、絶対に必要なことであったのだろうと思う……
2025/11/24 TOHOシネマズ錦糸町オリナスにて鑑賞
「ストロベリームーン 余命半年の恋」(2025年/127分/日本/カラー)
ここで散々、余命モノへのアレルギー反応を言い腐ってたくせに、世間の評判を聞きつければつい足を運んでしまう単純もの。泣ける泣けないで判断するのは違うとは思うけど、ありえないほど泣いたとか聞いちゃうと気になっちゃうじゃないですか。
結果、……隣に人が座ってなかったら、判らなかった。私のように評判を聞きつけた人がきっと相当いるのだろう、公開もそろそろ終盤という頃で、私の行ったシネコンは上映が一回だったけれどぎゅうぎゅうだったもんだから。
ベストセラー原作があるというから、これも最近の悪いクセなんだけれど、ついつい原作を当たってしまう……
2025/11/19 TOHOシネマズ錦糸町オリナスにて鑑賞
「港のひかり」(2025年/118分/日本/カラー)
鑑賞後、オフィシャルサイトからインタビュー動画を観ていて、製作の企画段階では医者役のオファーだったのが、舘ひろし氏自身がヤクザをやりたい、という意向からの、というのを聞いて、それじゃ仕方ないかぁと。
仕方ないってのもなんだけれど。しかも、そうか、同じ藤井監督で、舘氏は既にヤクザの親分さんをやっていたのか。本作は同じヤクザでも、親分になれなかった男、という位置づけだから、それも興味深いかもしれない……
2025/11/17 新宿ピカデリーにて鑑賞
「爆弾」 (2025年/137分/日本 カラー)
宣伝で回りまくっていた佐藤二朗氏が、彼の怪演をほめちぎられるのをさえぎり、これは山田裕貴主演であり、彼が素晴らしく、他の役者たち皆素晴らしく、そしてとにかくものすごく面白いから!!というスタンスであったことが興味深かった。
実際に観てみると、そりゃぁ観た誰もが佐藤氏の怪演にヤラれまくり、これは佐藤二朗の映画だと言いたくなるのはごもっともなのだ。でも、佐藤氏演じるスズキタゴサクの不気味さを洗い出すのは確かに……
