帳場の山下さん、映画観てたら首が曲がっちゃいました
最新追加情報
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12/23 「佐藤さんと佐藤さん」
12/20 「兄を持ち運べるサイズに」
12/18 「平場の月」
12/16 「もういちどみつめる」
12/13 「ブルーボーイ事件」
最新感想文
2025/12/7 渋谷シネクイントにて鑑賞
「佐藤さんと佐藤さん」(2025年/114分/日本/カラー)
今年の最後の最後に凄い作品滑り込んできた!上映館が少なすぎるよーメンツもいいんだし、もっと多くの人に観てもらいたい……イオンシネマ系だと都下が多くなって意外と都内上映が厳しくなるもんで、うっかり見逃すところだった、危ない!
「ミセス・ノイズィ」の監督さんの新作、そりゃ足を運ぶに決まってる!しかも今回もスパイス効きまくりのオリジナル。本当に見応えがあって、ずっとドキドキしっぱなし、ヤバい!
家事や育児を軽視され、追い詰められ、夫婦間が破綻する話は、その追い詰められる方は今まで女性に決まっていた。それこそ昭和的感覚……
2025/12/6 TOHOシネマズ錦糸町オリナスにて鑑賞
「兄を持ち運べるサイズに」(2025年/127分/日本/カラー)
柴咲コウ氏との対談で満島ひかり氏も言っていたけれど、理子を演じる柴咲氏が子供のように可愛くて、こんな彼女、見たことないな、と思って見ていた。
それはオダギリジョー氏演じるお兄ちゃんに対峙する時は勿論なんだけれど、むしろその最初から、息子二人と夫と一緒にいる時からそう見えた。
冒頭は、理子がとても幼い頃、家族四人でレストランのテーブルを囲む場面。お兄ちゃんがじっくり時間をかけて選んだ、理子が食べたかったオムライス……
2025/12/3 TOHOシネマズ錦糸町オリナスーにて鑑賞
「平場の月」 (2025年/117分/日本 カラー)
ついこないだ「ストロベリームーン」を観ていたので、若くてもアダルトでも女が病気で死ぬのが純愛なのかーい、と正直思ったところもある。難病モノはあんまり好きじゃないし、今や国民病で早期発見ならば絶望することもないがんが、いまだにチョイスされるという気持ちもある。
こうしてオチめいたことを書いちゃったのは、そうか、彼女の死がオチではなかったのだということを、鑑賞後あれこれウロウロしていて判ったから。
もう原作では、最初に彼女の死が示されている(のは、またついつい冒頭試し読みをしちまったからさ)、そこからさかのぼり、中学生時代にもさかのぼり……
2025/11/30 新宿K's cinemaにて鑑賞
「もういちどみつめる」 (2025年/113分/日本/カラー)
山深い森というロケーションと、じっくり丁寧に撮られた映像がとにかく最高で、その中に迷える大人と子供がそろそろと不器用に手を伸ばしている、そんな感じ。
判りやすく、生きづらさを抱える、と解説されているし、確かにそのとおりなんだけれど、この生きづらさ、という言葉は今一種の流行り言葉のようになってしまってて、本来の意味合いより薄まって広がっているような気もしているので、そういう言葉では片づけたくない気もする。
本作を製作したきっかけ……
2025/11/27 TOHOシネマズ日比谷にて鑑賞
「ブルーボーイ事件」(2025年/106分/日本/カラー)
このタイトルを検索すると、そのまんま同じ名前の事件がしっかり出てくる。知らなかった自分を恥じてしまう。
この裁判の結果、表向きは性別適合手術が違法だということはなくなったものの、結局その後30年の長きにわたり、日本での手術が事実上できなくなった、つまりはその手術をするための条件をつけにつけて圧力をかけるという、いかにも日本的な排他的結果によって。
それでもその裁判で彼女たちが証言し、闘ったことは、絶対に必要なことであったのだろうと思う……
